Sonos、一部製品の値上げを発表 関税コストが要因

音響機器メーカーのSonosは、今年後半に一部製品の価格を引き上げる計画を発表しました。これは、製造拠点であるベトナムとマレーシアで課される高額な関税コストに対応するためとしています。

同社によると、ベトナム製品には20％、マレーシア製品には19％の関税が課されており、2025年第3四半期には210万ドルの関税コストが発生しました。さらに、第4四半期にはこのコストが約500万ドルに増加すると見込んでいます。

Sonosは、これらの関税による影響を最小限に抑えるため、製品ポートフォリオ全体で価格を引き上げる方針です。また、将来的な成長を促進するため、地理的な事業展開の多角化にも投資する計画を明らかにしました。

具体的な値上げ対象製品は現時点では公表されていませんが、値上げは2025年後半に実施される予定です。