iPhoneインド生産、関税倍増で暗雲：トランプ氏の印露関係批判が直撃

Appleが進めるiPhoneのインド生産シフトが、ドナルド・トランプ前米大統領によるインドへの追加関税措置により大きな打撃を受けています。これは、インドがロシア産原油を輸入していることに対するトランプ氏の批判が原因とされています。

米国へのインド製品輸入には既に25%の関税が課されていましたが、トランプ氏は水曜日、これにさらに25%を追加する大統領令を発令しました。これにより、インドから米国へ輸入されるiPhoneなどの製品にかかる関税は合計で50%に倍増することになります。

Appleはこれまで、中国一極集中からの供給網多様化を図り、インドへの生産移転を進めることで関税の影響を軽減しようと努めてきました。

しかし、今回のロシア産原油購入を巡る政治的な問題が、Appleのこうした努力を阻害する可能性が高まっています。特に将来的にiPhone 17などがインドから米国に輸出される際、コストの大幅な上昇は避けられない見通しです。