Apple Card、金融パートナーをJPモルガン・チェースへ移行か。CoreCardは役割終える見通し

米アップルが提供するクレジットカード「Apple Card」の金融パートナーが、現在のゴールドマン・サックスからJPモルガン・チェースへと変更される見通しだ。これに伴い、これまでApple Cardの決済処理を担ってきたフィンテック企業CoreCardが、その役割を終える可能性が高いと報じられている。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、ゴールドマン・サックスはこれまでCoreCardを利用してApple Card事業を管理してきた。しかし、JPモルガン・チェースがこの事業を引き継ぐにあたり、同行は自社の社内決済処理システムを優先し、CoreCardとの契約を解消するとみられる。

このパートナー変更は、推定1200万人とされるApple Cardユーザーに大きな影響を与えることはないと予想されている。

CoreCardは、Apple Cardとの提携で大規模なアカウントを獲得するまでは、ニッチな決済処理業者と見なされていた。今回のJPモルガン・チェースへの移行は、同社にとって大きな転換点となる。