Appleのティム・クック最高経営責任者（CEO）は本日、同社が開発を進めるパーソナライズされたSiriについて、「順調に進捗している」と明らかにしました。Apple Intelligenceを搭載したこの新機能は、来年中に利用可能になる見込みだと改めて強調しました。

クックCEOは決算発表の電話会議で、「パーソナライズされたSiriの開発は順調に進んでおり、以前から申し上げている通り、これらの機能は来年リリースされると見込んでいます」と述べました。

この「パーソナライズされたSiri」は、ユーザーの個人的な文脈をより深く理解し、画面表示の内容を認識し、特定のアプリ内での詳細な制御を可能にするなど、高度な機能が期待されています。例えば、デモンストレーションでは、iPhoneユーザーがメールやメッセージアプリの情報に基づいて、母親のフライト状況やランチの予約プランをSiriに尋ねる様子が示されました。

これらのパーソナライズ機能は、当初2024年のWWDCで発表されましたが、今年3月には一度延期が発表されています。この延期を巡っては、複数の集団訴訟が提起されている状況です。

なお、Appleは本日、2025会計年度第3四半期にウォール街の予想を上回る940億ドルの売上を記録し、過去最高の業績を達成したと報告しています。