Apple PayとDoorDashが集団訴訟に直面、サブスクリプションの不正請求の疑い

米国のフードデリバリーアプリDoorDashと決済サービスApple Payに対し、ユーザーの同意なくサブスクリプション料金を徴収したとして、集団訴訟が提起されました。これは、Appleが自社決済サービスの安全性を強調する主張の信頼性を問うものとなります。

ニューヨーク州最高裁判所に提訴したのは、クリスティン・ディブニー氏。同氏は、AppleがDoorDashに代わって、承認されていない支払いを行ったと主張しています。

ディブニー氏の訴えによると、同氏はDoorDashの親会社であるCaviarのアカウントは作成したものの、DoorDash自身のアカウントは持っていなかったと説明。さらに、DoorDashの月額サービス「DashPass」には加入しておらず、Face IDを使ってこのApple Payの支払いを承認したこともないと主張しています。

今回の訴訟は、ユーザーが認識しないうちにサブスクリプション料金が請求されるという、デジタル決済における潜在的な課題を浮き彫りにするものです。