iOS 26、新デザイン「Liquid Glass」を発表 ～アイコンの透明化など視覚体験を刷新～

Appleは、iPhone向けOSの最新版「iOS 26」で、システム全体にわたる新しいデザイン「Liquid Glass」を導入しました。
パブリックベータ版をダウンロードしたユーザーがまず気づくのは、システムインターフェースや標準アプリ全体で採用された半透明の要素です。

ホーム画面では、検索バー、ドック、アプリフォルダが半透明になり、奥行きのある視覚効果を提供します。
アプリのアイコンもデフォルトで新しいレイヤー状のガラスのようなルックを帯びますが、注目すべきは新オプション「Clear」スタイルの追加です。
この設定を適用すると、アプリのアイコンやウィジェットが透明なガラスのように変化します。

「Clear」スタイルは、iOS 18で導入されたダークモードや着色アイコンに続く、第3の視覚スタイルとして位置づけられます。
アイコンやウィジェットから色を取り除き、反射的かつ半透明な効果を与えることで、まるで背景が透けて見えるかのような体験を実現します。

「Clear」スタイルには2つのバージョンがあります。ライトモードでは、アイコンは半透明になり、背後の壁紙をわずかに暗くすることで、積層されたガラスパネルのような見た目になります。
ダークモードでは、アイコンは透明度を保ちつつも背景が暗くなり、より際立ちながらも半透明な美学を維持します。
さらに、iPhoneの表示設定に動的に適応する「自動（Auto）」オプションも用意されています。

 「Clear」アプリアイコンの設定方法

1. iPhoneのホーム画面で、空いているスペースを長押しし、「ジグルモード」に入ります。
2. 左上隅に表示される「編集」をタップし、ポップアップメニューから「カスタマイズ」をタップします。
3. 画面下部に現れるパネルで「Clear」を選択します。
4. 「ライト」「ダーク」「自動」のいずれかのモードを選択します。もしアイコンやアプリのラベルが見えにくい場合は、カスタマイズパネルの左上にある太陽アイコンをタップして壁紙の明るさを調整できます。

 アクセシビリティ設定による調整

もし視認性に問題がある場合は、「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」＞「画面表示とテキストサイズ」へと進んでください。
ここにある「透明度を下げる」と「コントラストを上げる」の2つのトグルが「Clear」スタイルのアイコンの外観に影響します。
ただし、両方の設定をオンにすると、アイコンの半透明効果のほとんどが失われる可能性がある点に留意が必要です。

この「Liquid Glass」デザインは、iOS 26だけでなく、iPadOS 26、macOS 26、watchOS 26、tvOS 26といったAppleの他のOSにも拡張されます。
macOS 26では、半透明のメニューバーやドックの背景に加え、ボタン、サイドバー、ナビゲーションバー、コントロールセンターなどにも「Liquid Glass」が適用され、統一感のある視覚体験を提供します。