T-Mobileは本日、数ヶ月間にわたるベータテストを経て、Starlink衛星を活用した「T-Satellite」サービスの正式提供を開始したと発表しました。これにより、T-Mobileの顧客だけでなく、VerizonやAT&Tのユーザーも、携帯電話やWi-Fiの圏外からテキストメッセージを送受信できるようになります。

「T-Satellite」は、650基以上のStarlink衛星網を利用し、iMessageとSMSに限定してメッセージの送受信を可能にします。データ通信には対応していません。

本サービスは、iPhoneを含む600種類以上のスマートフォンで利用可能。iPhone 14以降のモデルでも、Appleが提供する既存の衛星機能（Globalstar衛星を利用）とは別にT-Satelliteを利用できます。サービス利用にはiOS 18.3以降が必要です。衛星に接続すると、スマートフォンのステータスバーには小さな「SAT」アイコンが表示されます。

利用料金について、T-Mobileの「Beyond 5G」および「Go5G」プランの顧客は無料で利用できます。その他のT-Mobileユーザー、およびVerizonやAT&Tの顧客は、月額10ドルで本サービスを追加できます。ただし、この月額10ドルは期間限定のプロモーション価格であり、将来的には月額15ドルに値上げされる予定です。