Googleは本日、AIを活用した新たな動画編集ツールを、写真管理アプリ「Googleフォト」とショート動画プラットフォーム「YouTubeショート」に導入すると発表しました。これにより、ユーザーはより手軽にクリエイティブな動画コンテンツを作成できるようになります。

 Googleフォトに「写真から動画へ」と「リミックス」機能

Googleフォトには、同社の動画生成AI「Veo 2」を搭載した「写真から動画へ」機能が追加されます。この機能により、ユーザーはギャラリーに保存されている写真から、微細なアニメーションや表情を加えた短い動画を生成できます。「微妙な動き」または「おまかせ」オプションを選択するだけで、静止画に生命を吹き込むことが可能です。この機能は、iOSおよびAndroid版のGoogleフォトアプリで本日より順次提供が開始されます。

数週間以内には、「リミックス」機能も加わります。これはAIを使って写真のスタイルをアニメ、コミック、スケッチ、3Dアニメーションなどに変換できる機能です。これらの新機能はGoogleフォトアプリの新しい「作成」タブから利用でき、AIが生成したコンテンツには「SynthID」デジタルウォーターマークが付与されます。

 YouTubeショートでも動画生成機能と新エフェクト

YouTubeショートでも、Googleフォトと同様の「写真から動画へ」機能が提供されます。クリエイターは、カメラロールの写真をショート動画形式に変換し、風景写真に動きを加えたり、日常の画像をアニメ化したり、集合写真に躍動感を与えたりすることが可能になります。この機能は本日より、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで無料で順次展開されます。

さらに、YouTubeショートには新しいエフェクトも登場します。これにより、落書きを画像に変換したり、自撮り写真をユニークな動画に変えたりできるようになります。これらの新エフェクトは今後数週間以内に順次提供され、ショートカメラのエフェクトアイコンからアクセス可能です。

これらの新機能により、GoogleフォトとYouTubeショートの利用体験がさらに向上し、誰もが簡単に動画作成を楽しめるようになると期待されています。