Ugreen、堅牢性と直感性を兼ね備えた「NASync」シリーズでNAS市場に本格参入

PC周辺機器メーカーとして知られるUgreenは、この度NAS（ネットワーク接続ストレージ）市場に本格参入し、「NASync」シリーズを発表しました。市場の主要プレーヤーであるSynologyやQNAPに挑む形となりますが、その高いハードウェア品質と直感的なソフトウェアが注目を集めています。

 # NASとは？効率的なデータ管理の鍵

NASは、ネットワークに直接接続する専用のストレージシステムです。外付けHDDのような接続制限や、クラウドストレージの継続的な月額費用から解放され、複数のユーザーやデバイスが同時にデータにアクセス、共有、保存できる centralised な環境を提供します。中小企業でのファイル共有や共同作業、ホームオフィスでのデータバックアップやメディアストリーミングなど、様々なシーンでネットワーク上のデータ管理を効率化します。

 # NASyncシリーズの特長：豊富なラインナップと堅牢なハードウェア

NASyncシリーズは、個人向けの2ベイモデル「DXP2800」から、最大8ベイのプロフェッショナル向け「DXP8800 Plus」まで、幅広いモデルを展開しています。

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 豊富なストレージ容量:

* DXP2800：最大76TB
* DXP4800/Plus：最大136TB
* DXP6800 Pro：最大196TB
* DXP8800 Plus：最大256TB
* 高速オールフラッシュモデル「DXP480T Plus」（32TB）も提供。
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 高品質な筐体:

全モデルでダークグレーのアルミニウム合金製筐体を採用。エントリーモデルにありがちなプラスチック製ではなく、堅牢で上質な印象を与えます。
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 簡単なドライブ着脱:

ドライブベイはツールレスで簡単に着脱可能。付属の特殊キーでロックすることもできます。
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 ディスクレス販売:

本体はディスクレス（HDD/SSDは別売）で販売されており、ユーザーは用途に合わせて自由にドライブを選択できます。

 # 直感的なソフトウェア「UGOS Pro」とAI活用機能

Ugreen独自のOS「UGOS Pro」は、ウェブベースのシンプルな初期設定で、直感的に操作できるユーザーインターフェースが特徴です。

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 容易な設定と管理:

ストレージプールやボリュームの管理、共有フォルダへのアクセス権限設定などが容易に行えます。
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 優れたメディア機能:

「Video Center」や「Photo Center」アプリは、4K動画のストリーミングに対応。特に写真管理では、AIが顔、オブジェクト、シーンを自動認識し、セマンティック検索や重複写真の検出・削除をサポートします。
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 今後のアプリ拡充に期待:

現時点では、他社の成熟したNASシステムに比べて利用可能なアプリの数は少ないですが、Dockerを通じてPlexなどのクライアントを導入することも可能です。
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 リモートアクセス:

専用のスマートフォンアプリ「UGREEN NAS」を利用することで、外出先からでもファイルアクセスやデバイス管理が可能です。

 # 価格と結論

NASyncシリーズの本体価格（ディスクレス）は、個人向け「DXP2800」が349.99ドル（約5.5万円）から、「DXP4800 Plus」が699.99ドル（約11万円）などとなっており、既存の競合製品と比較しても同程度の価格帯です。

UgreenはNAS市場の新規参入者ではありますが、その堅牢なビルドクオリティと直感的に操作できるソフトウェアは、中小企業やSOHO（Small Office/Home Office）にとって、導入しやすく使いやすいストレージソリューションとなるでしょう。