Apple、macOS Tahoeの公開ベータ版を一時的に誤配信 一部ユーザーに提供後、即座に停止

Appleが次期macOSの公開ベータ版「macOS Tahoe」を一部のMacユーザーに誤って配布していたことが明らかになりました。本来の正式リリースに先駆けての出来事です。

今回の誤配信は、macOS Sequoia 15の開発者ベータ版または公開ベータ版に参加しているテスターや開発者の一部で確認されました。特に、Rosetta 2がインストールされていないAppleシリコン搭載Macのユーザーが対象となり、Rosetta 2が導入されているMacではこの誤配信は検出されませんでした。

誤って配布されたビルドは「25A5316i」で、これは既存のmacOS Tahoe開発者ベータ版よりも新しいバージョンでした。ユーザーインターフェース上では「macOS Tahoe 26 Beta」と表示され、中には本日リリースされたmacOS Sequoia 15.6 RCと誤認してダウンロード・インストールしたユーザーもいたとのことです。

AppleはiOS 26、iPadOS 26、そしてmacOS Tahoeの公開ベータ版をまだ正式にリリースしておらず、7月末までの提供開始が予定されています。今回の偶発的な配布は、これらの公開ベータ版の正式ローンチが間近に迫っていることを示唆するものと見られていました。

しかし、この誤配信が報じられた直後、AppleはmacOS Tahoeの公開ベータ版の提供を速やかに停止しました。