# OpenAI、能動的にPCタスクを実行する「ChatGPT Agent」を公開

OpenAIは本日、ユーザーの指示に基づき、能動的に思考してコンピューターベースのタスクを自動で実行する新しいエージェントモデル「ChatGPT agent」の提供を開始したと発表しました。

この「ChatGPT agent」は、既存のChatGPTの複数機能を統合したもので、ユーザーに代わって調査やレポート作成、Terminalを使ったコード実行、スライドやスプレッドシートの生成、外部データソースやアプリケーションへの接続といった幅広い作業を遂行できます。

具体的には、「カレンダーを確認して最近のニュースから今後のクライアント会議を要約する」「4人分の和朝食の材料を計画・購入する」「3社の競合他社を分析し、プレゼンテーション資料を作成する」といった活用例が示されています。

ChatGPT agentは独自の仮想コンピューター上で動作し、ウェブサイトの閲覧や結果のフィルタリング、必要に応じたログインの促し、調査結果の要約提供などを行います。「重要な行動」を取る前にはユーザーの許可を求めるよう設計されており、タスクの途中で追加指示を与えたり、いつでも停止したりすることも可能です。

本機能は、本日よりChatGPTのPro、Plus、Teamユーザー向けに順次提供が開始されます。会話中のドロップダウンメニューから「agent mode」を選択することで利用可能です。Proユーザーは本日中にアクセスできるようになる見込みで、PlusおよびTeamユーザーは数日以内に利用可能になります。EnterpriseおよびEducationユーザーへの提供は、今後数週間以内が予定されています。

メッセージの利用上限は、Proユーザーが月間400メッセージ、その他の有料ユーザーは月間40メッセージで、柔軟なクレジットベースのオプションを通じて追加利用も可能です。