Apple折りたたみiPhoneとSamsung「Z Fold 8」、シワなし画面で競合か

Appleの折りたたみ式iPhoneの登場が近づく中、競合するSamsungの次世代モデル「Galaxy Z Fold 8」も、「シワなし」ディスプレイを採用する見込みであることが明らかになりました。Appleのサプライチェーンアナリスト、ミンチー・クオ氏が本日、この情報を伝えました。

クオ氏によると、Samsungの「Galaxy Z Fold 8」は、折りたたみiPhoneと同じく「レーザー加工金属ディスプレイプレート」を採用する見通しです。この重要な部品は、韓国のFine M-Tec社が供給します。

現在の「Galaxy Z Fold 7」では、内部ディスプレイの中央にシワが残っています。しかし、Appleが折りたたみiPhoneに厳格な「シワなし」要件を課したことで、折りたたみデバイス全体の技術水準が引き上げられました。これにより、「Galaxy Z Fold 8」も同様に「シワなし」画面を実現するとクオ氏は予測しています。このレーザー加工金属プレートは、折り曲げ時に発生する応力を分散させることで、「シワなし」画面を可能にします。

クオ氏によれば、折りたたみiPhoneの内部ディスプレイ自体はSamsungが供給しますが、「シワなし」を実現するのはFine M-Tec社のプレートの役割となります。

Appleは、折りたたみiPhoneの量産を2026年後半に開始することを目指しており、その後、市場に投入されると予想されています。予測されるデバイスの仕様としては、7.8インチの内部ディスプレイと5.5インチの外部ディスプレイを搭載。背面には2つのカメラ、前面には1つのカメラが搭載され、顔認証のFace IDではなく、電源ボタンに内蔵されたTouch IDが採用される見込みです。