
FORM、ゴリラガラス3搭載『スマートスイム2プロ』ゴーグルを発表
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FromMacRumors
FORM、AR搭載スマートスイムゴーグル「Smart Swim 2 PRO」を発表 – Gorilla Glass 3採用で耐久性向上
FORMはスマートスイムゴーグル市場の主要企業として知られ、昨年末にはAppleのオンラインストアや一部店舗でも同社のSmart Swim 2ゴーグルが取り扱われるなど、その実績を積み上げてきました。ゴーグル内のAR(拡張現実)ディスプレイを通じて、時間、距離といった各種データや、内蔵された心拍数モニターによる心拍数をリアルタイムで確認できる点が特徴です。
今回発表された「Smart Swim 2 PRO」は、前モデルを大幅に強化したアップグレード版です。最大の特徴は、一般的なゴーグルレンズに用いられるプラスチックの代わりに、Corning社製のGorilla Glass 3を採用した点です。これにより、耐久性と透明度が向上し、有害な紫外線を98%以上カットするUPF50+の性能を実現しています。ガラスへの素材変更による重量増はわずか約5%(3.4グラム)に抑えられています。
ガラスには従来の曇り止めコーティングが定着しにくいため、ベビーシャンプーをベースとした専用の曇り止めスプレーが付属し、都度簡単に塗布できるよう配慮されています。
# プールでの詳細なトラッキングとコーチング機能
Smart Swim 2 PROは、プールでのトレーニングにおいて特にその真価を発揮します。加速度計がスイムの進行状況を検知し、ゴーグル内のディスプレイ表示を自動で切り替えます。例えば、泳行中は経過時間と距離を表示し、ターンを検知すると直前のインターバルの速度を、停止を検知すると休憩時間を表示します。これらすべてにおいて、リアルタイムの心拍数が同時に表示されます。
表示項目は、ストローク率、各種距離でのペース、さらには頭部の傾きや回転といったフォーム改善に役立つテクニックスコアなど、ニーズに合わせてカスタマイズ可能です。FORMプラットフォームはこれらのデータを統合し、全体の効率性を示す「FORMスコア」を生成することもできます。
最大5種類のダッシュボードを保存でき、ゴーグルのボタンを素早く押すだけで切り替えが可能です。フィットネス、テクニック、ペース、インターバルに焦点を当てたプリセットが用意されており、これらを編集したり、一から新しいダッシュボードを作成することもできます。
# プレミアムプランでさらに充実したトレーニングを
さらに高度な機能を利用したいユーザー向けに、FORMは月額または年額制のプレミアムサブスクリプションプランを提供しています。1ヶ月間の無料トライアルが付帯し、1,500種類以上のガイド付きワークアウト、水中でのコーチングや泳ぎ終わった後のアドバイスを提供する自動ヘッドコーチ分析「HeadCoach」、オープンウォーターでの進行方向を補助するデジタルコンパス「SwimStraight」などの機能が含まれます。
今後は、ユーザーの進捗に合わせて進化するカスタムワークアウト「HeadCoach Plans」や、ワークアウト中のインターバルやセット数を自動表示する「Smart Set」、さらに9月には、パーソナライズされたデータに基づくガイダンス「HeadCoach Insights」も追加される予定です。
# オープンウォーターでの活用とデータ連携
オープンウォーターでは、ストローク率、経過時間、心拍数を表示します。プールでの十分なデータ蓄積により、オープンウォーターでのペースと距離を推定することも可能です。より正確なGPSデータが必要な場合は、Apple WatchやGarminフィットネスウォッチと連携させることで対応します。特に便利なのが、素早いキャリブレーションで設定できるデジタルコンパス「SwimStraight」です。これにより、目標コースからの逸脱を防ぎ、視認確認の頻度を減らすことができます。
スイムデータは、Apple Healthプラットフォーム(ヘルスケアアプリ、フィットネスアプリ)、Strava、TrainingPeaks、TriDotといった主要なフィットネスプラットフォームと同期可能です。バッテリーは最大14時間駆動し、付属の磁気充電ケーブルで簡単に充電できます。
# ターゲット層と課題
FORM Smart Swim 2 PROゴーグルは、トライアスリートや技術向上を目指す中級スイマーに特に推奨されます。FORMのデータによると、プレミアムプランに加入しガイド付きワークアウトを利用したユーザーは、単にゴーグルを使用しただけのユーザーと比較して、パフォーマンスが1.4倍向上したと報告されています。定期的な対面コーチングの機会が少ないスイマーにとって、FORMのプラットフォームは、追跡、ワークアウト提案、テクニックアドバイスといった非常に堅牢な機能セットを提供し、そのギャップを埋める存在となるでしょう。
一方、本格的な競泳選手にとっては、ライブ心拍数表示やSmart Setによるカウント機能は役立つものの、電子機器を内蔵した物理的なサイズにより、飛び込み時にゴーグルが外れやすい、視野が狭いといった課題も挙げられています。
# 価格と販売情報
「Smart Swim 2 PRO」ゴーグルは、米国およびカナダのFORMウェブサイトと一部小売店で本日より発売され、グローバル展開は来月初旬を予定しています。米国での価格は329ドルで、標準モデルのSmart Swim 2より50ドル高い設定です。プレミアムサブスクリプションは、1ヶ月の無料トライアル後、月額15ドルまたは年間119ドルで利用できます。

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