Apple、シドニー郊外の直営店を10月に閉鎖へ

Appleは、オーストラリア・シドニー郊外ホーンズビーにある直営店「Apple Hornsby」を10月に恒久的に閉鎖すると発表しました。

同社はリース契約を更新しないことを決定したと述べており、2011年にオープンした同店は12年の歴史に幕を閉じます。Appleは、影響を受ける全ての従業員に対し、チャッツウッドのショッピングモール「チャッツウッド・チェイス」内にある近隣店舗「Apple Chatswood Chase」での勤務機会を提供すると説明しています。

Apple Chatswood Chase店は、数ヶ月にわたる改装工事を経て10月にリニューアルオープンする予定です。同店は大幅なデザイン変更が施され、オンライン注文の受け取りができる「Apple Pickup」ステーションや、「Today at Apple」セッション専用のエリアが新たに設けられるなど、機能強化が図られます。Apple Hornsby店の閉鎖は、同社がシドニー北部における小売拠点をこのChatswood Chase店に集約する動きの一環と見られています。

今回の閉鎖の具体的な理由は明らかにされていませんが、Appleは過去2年足らずで、米国、英国、ハワイなど少なくとも5店舗の直営店を閉鎖しており、Hornsby店もその流れに続く形となります。一方で、同社は米国、スペイン、スウェーデン、マレーシア、韓国、中国など、世界各地で新たな直営店の開設も積極的に進めています。シドニー地域には、Apple Hornsbyの他に6店舗のApple Storeがあります。