Apple MacBook Pro、次期モデル大規模刷新は2026年か？ M5搭載版の発売延期報道
Appleは昨年10月にM4チップを搭載したMacBook Proモデルを刷新しましたが、次なる大規模な刷新計画には不確実性が生じています。新たな情報によると、次世代のMacBook Proは2026年以降に、大幅な変更を伴って登場する可能性が浮上しています。
米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者の報道によれば、Appleは当初年内に予定していたM5チップ搭載MacBook Proの小規模な刷新計画を見直し、2026年前半に延期する見込みです。この延期により、2026年とされていたより大規模な再設計の時期も不透明になってきました。
次期MacBook Proでは、以下のような大幅な変更が噂されています。
# OLEDディスプレイへの移行
次期MacBook Proでは、現行のミニLEDから有機EL（OLED）ディスプレイへの切り替えが有力視されています。これにより、輝度やコントラストの向上、深い黒の表現、そして電力効率の改善によるバッテリー駆動時間の延長が期待されます。
調査会社Omdiaやディスプレイアナリストのロス・ヤング氏は、2025年から2026年にかけてOLED搭載MacBook Proが登場する可能性を指摘しています。
# 薄型・軽量化の実現
OLEDディスプレイの採用は、本体の薄型化を可能にするとみられています。AppleはM4搭載iPad Proで「史上最薄」を実現しており、MacBook Proもバッテリー寿命や主要機能を維持しつつ、可能な限り薄型化を目指す方針とされます。
ただし、2021年の再設計ではポートの復活に伴い本体が厚くなった経緯もあり、機能性と薄型化の両立が課題となるでしょう。
# ノッチ廃止とパンチホールカメラ
画面上部のノッチが廃止され、より目立たないパンチホール型のカメラが搭載される可能性が浮上しています。これにより、ディスプレイ表示領域が広がり、よりすっきりとしたデザインが実現すると期待されます。
# 5Gモデム搭載による携帯通信機能
Appleが自社開発した5GチップをiPhoneに採用していることから、将来的にはMacシリーズにも携帯通信機能が搭載される可能性が出てきました。ガーマン記者によると、2026年にも第2世代C2モデムチップを搭載したMacが登場し、MacBook Proのセルラーモデルが実現するかもしれません。
# M6チップのさらなる進化
M5チップがTSMCの3nmプロセスで製造され性能向上が見込まれる一方、その次世代となるM6チップでは、より先進的な2nmプロセスと、CPUやGPUなどをより密に統合する新しいパッケージング技術「WMCM」が採用され、大幅な性能向上につながる可能性があります。
これらの革新的な機能はMacBook Proのユーザー体験を大きく変えることが期待されますが、その実現時期については今後のAppleの公式発表が待たれます。
