Apple、次世代外部モニターを2026年初頭にも発表か

Appleが次世代の外部モニターを、早ければ2026年初頭にも市場に投入する計画であることが、Bloombergの著名記者マーク・ガーマン氏の最新レポートで明らかになりました。これは、2022年に「Apple Studio Display」を発売して以来、同社初の新型外部モニターとなります。

ガーマン氏の「2026年までの製品ロードマップ」に関する報告によると、内部コードネーム「J427」と呼ばれる新型モニターは、M5チップを搭載したMacシリーズと同時期に登場する見込みです。同氏は2月の時点で「2026年までに登場する」と報じていましたが、今回の報告ではより具体的な時期が示されました。

注目すべきは、今回の報告でガーマン氏が製品を「新しいStudio Display」とは明言していない点です。これが後継機として別の名称を持つ可能性を示唆しているのかは不明です。

また、ガーマン氏は3月に、もう一つの新型モニター「J527」が開発中であるとも報じています。これはStudio Displayの別バージョン、あるいは「Pro Display XDR」のような異なるサイズや仕様を持つモデル、つまりAppleのハイエンドモニターの後継機となる可能性も示唆されています。

新型モニターの具体的な機能や変更点についてはまだ明らかにされていませんが、ディスプレイ業界アナリストのロス・ヤング氏は、Appleがmini-LEDバックライトを搭載した27インチディスプレイを開発しており、2025年後半から2026年初頭に登場する可能性があると指摘しています。mini-LED技術は、現行のLEDディスプレイと比較して、輝度の向上やコントラスト比の強化といったメリットをもたらします。

現行のStudio Displayは2022年3月に発売され、5K解像度、60Hzのリフレッシュレート、600ニトの輝度、内蔵カメラとスピーカー、Thunderbolt 3およびUSB-Cポートを備え、米国での価格は1,599ドルからとなっています。