ブルームバーグのマーク・ガーマン氏による新たなレポートにより、アップルが2026年前半に予定している製品リリース計画の全容が明らかになりました。中でも最も注目されるのは、当初今秋の発売が予定されていた新型M5 MacBook Proの投入が、来年初頭まで延期される可能性があるという点です。

今秋も新製品の登場は目白押しとなる見込みです。新型iPhone 17シリーズ（超薄型iPhone 17 Airを含む）、アップデートされたApple Watch、新型iPad Proモデルに加え、Vision Proヘッドセットのアップデート版やA18 Pro搭載MacBookが発表されると予想されています。

新型14インチおよび16インチMacBook Proは今秋の発売が見込まれていましたが、アップルはこれらのリリースを2026年初頭に延期する可能性を検討しています。ガーマン氏は「タイミングは流動的だ」と述べていますが、過去にはM2 MacBook Proが2023年1月に発売された例もあり、前例がないわけではありません。

来春には、今年発売されたiPhone 16eと同様のiPhone 17e、そして新しいエントリーレベルのiPadとiPad Airがラインナップに加わると見られています。これらはメジャーな新機能の追加ではなく、主にプロセッサのアップグレードが施される「チップ＆シップ」モデルになるとされています。M5チップを搭載した新型MacBook Airも、来春の発売が引き続き期待されています。

また、アップルは2022年にStudio Displayが発売されて以来となる、初のMac向け外付けモニターのリリースも予定しています。詳細なスペックは不明ながら27インチサイズで、現行のStudio DisplayにはないProMotionやHDRといった高機能の搭載が期待されています。

さらに、当初今春の発売が予定されながら、Siriの新機能とアップグレードの遅れから延期されていた手頃な価格のスマートホームハブ製品も、2026年前半に「HomePad」の名称で登場する見込みです。

ガーマン氏のレポートによると、アップルが2026年前半にリリースを計画している主な製品は以下の通りです。

* M5 MacBook Pro
* 新型Studio Display
* iPhone 17e
* iPadのアップデート版
* iPad Airのアップデート版
* M5 MacBook Air
* スマートホームハブ