【ソウル発】Appleが来春にも、第2世代となる廉価版スマートフォン「iPhone 17e」を発売する計画があることが、韓国メディアThe Elecの報道で明らかになりました。同モデルはコスト削減を重視し、手頃な価格での提供を目指す見込みです。

報道によると、iPhone 17eは前モデルのiPhone 16eに搭載されたものと同じOLED（有機EL）パネルを採用する方針です。このOLEDパネルは元々iPhone 14で初めて導入されたものであり、Appleは既存の生産ラインを活用し、低コストの部品を使用することで製造費用を抑える戦略をとるとされています。

ディスプレイパネルの供給元については、BOEとSamsungが主力となるほか、LG Displayも関与する可能性があります。

今年2月に599ドルから発売されたiPhone 16eは、6.1インチのOLEDディスプレイ、Face ID、A18チップ、USB-Cポートを搭載し、iPhone 16シリーズの中でより手頃な価格の選択肢として位置づけられています。iPhone 17eも同様に、コストパフォーマンスを重視した製品となることが予想されます。

これまでにも、今年4月には匿名情報筋がiPhone 17eが試作段階にあると報じ、5月のリリースを暫定的に予測していました。また、著名な業界アナリストであるミンチー・クオ氏も、Appleが来年前半に第2世代のiPhone 17eを発売すると予測しており、今回の報道と一致しています。

さらに、クオ氏の予測では、第3世代の「e」シリーズデバイスが2027年前半に標準のiPhone 18と同時にリリースされる可能性も指摘されています。これは、AppleがiPhone 18 Proモデルの半年後にあたる春に標準モデルと「e」モデルを投入するという、iPhoneの年間発売戦略を分割する動きの一環であるとみられています。