LG・サムスンスマートTV、PCモニター利用で画面情報が無断収集か – 企業サーバーへ送信の懸念

LGやサムスンのスマートTVがMacやPCのモニターとして使用される際、画面の内容を定期的にキャプチャし、企業のサーバーへ送信していることが判明しました。この問題のある挙動がユーザー間で懸念を引き起こしています。

これらのスマートTVは、OLEDディスプレイに比べて安価であるため、MacやPCの外部モニターとして利用されるケースが増えています。しかし、その手軽さの裏には「アドウェア」という対価が隠されています。テレビは、画面に表示されるあらゆるコンテンツのスクリーンショットを撮影し、これを企業側が広告主などに販売したり、自社のターゲット広告のために利用したりしているのです。

テレビ番組の視聴時は大きな問題となりにくいこの機能も、Macなどで作業を行う際には重大なプライバシーリスクとなります。機密文書、個人のメール、業務上の情報など、パソコン上で扱うあらゆるデータが意図せず記録され、外部へ送信される可能性があるため、注意が必要です。