iPhoneとAndroid間のメッセージ体験が進化へ、RCS導入で編集機能も

Appleが今年3月に発表したRCS Universal Profile 3.0のサポートが、iOS 26（今年9月またはその直後と予想される）の将来のソフトウェアアップデートで実現する見込みです。これにより、iPhoneとAndroid間のメッセージが暗号化されるほか、よりシームレスなコミュニケーション体験が期待されています。

その中で注目される機能の一つが「メッセージ編集」機能です。Android Authorityの報道によると、GoogleはAndroidユーザーがiPhoneユーザー宛に送信したメッセージを編集する機能を、一部のユーザー向けに展開し始めています。

Androidユーザーは、メッセージ送信後15分以内であれば、長押しすることで表示される鉛筆アイコンからメッセージを編集し、再送信できます。この機能は、iOS 18.5およびiOS 26の開発者ベータを搭載したiPhone宛てでも動作することが確認されています。

しかし、iPhone側での表示には特徴があります。編集されたメッセージは、元のメッセージを上書きするのではなく、アスタリスク（*）付きの新しいメッセージとして表示されるため、編集したことが相手にわかる形となります。

一方で、iPhoneユーザーはiPhone同士のメッセージは編集できますが、現時点ではAndroid宛のRCSメッセージの編集はできません。AppleがRCS 3.0の完全導入後にこの機能を提供する可能性もありますが、iMessageの排他的機能として維持される可能性も指摘されています。

Androidにおけるメッセージ編集機能は現在テスト段階にあり、一部の限られたユーザーが利用できる状況です。Googleは今後、不具合を解消しつつ、順次全てのユーザーに提供を拡大していく方針です。