アップル、大型折りたたみiPadの開発を一時停止か
製造難航と需要懸念が背景、iPhone開発に注力

アップルが、大型ディスプレイを搭載した折りたたみ式iPad（または全画面MacBook）の開発を一時的に中断したと、台湾の経済紙Digitimesが報じています。同社は現在、折りたたみ式iPhoneの開発に注力している模様です。

Digitimesの報道によると、今回の開発一時停止の主な理由として、以下の3点が挙げられています。
* 製造プロセスの困難さ
* 折りたたみディスプレイ技術の生産コストの高さ
* 大型折りたたみデバイスに対する消費者の需要が現状では控えめであること

ただし、この決定は永続的なものではなく、将来的にディスプレイ技術がさらに進化し、製造コストが低下すれば、アップルが折りたたみ式iPadやMacBookの開発を再開する可能性は十分にあると見られています。

これまで、この大型折りたたみデバイスについては、18.8インチから20.2インチのOLEDディスプレイを搭載し、折り目にしわがないデザインになるとの噂がありました。発売時期は2026年から2028年と予測されていましたが、今回の情報により、さらなる延期も示唆されています。

一方で、アップルが開発を継続しているとされる折りたたみ式iPhoneは、来年にも「iPhone 18 Pro」モデルと同時期に発表される見込みです。