Appleは本日、音楽ストリーミングサービス「Apple Music」の10周年を記念し、米ロサンゼルスに最先端のスタジオ施設を開設したことを発表しました。これに合わせて、多数の特別プログラムも実施されます。

 最先端の「クリエイティブ・キャンパス」

新施設はカリフォルニア州カルバーシティに位置し、3階建てで1万5千平方フィートを超える広大な敷地を有しています。このスタジオは、アーティスト主導のコンテンツ制作、没入感のあるオーディオ技術の革新、そして多様なメディアを通じてミュージシャンと聴衆のつながりを深めることを目的として設計されました。

「クリエイティブ・キャンパス」と称されるこの新スタジオには、没入感のある空間オーディオ再生に対応した2つの最先端ラジオスタジオが設けられています。これらはライブインタビューやカジュアルな会話、突発的なパフォーマンスなど、様々な設定に対応できるモジュール式の構成となっています。ロサンゼルスのこの拠点は、ニューヨーク、東京、ベルリン、パリ、ナッシュビルなど、世界各地に展開するApple Musicスタジオネットワークの中心的な役割を担うことになります。

 10周年記念の特別プログラム

Apple Music Radioは、10周年を記念して本日終日特別番組を放送します。番組は、Apple Music Radioの誕生を振り返るセグメントから始まり、その後はアーティストインタビューのハイライト、独占先行楽曲、プラットフォームが主催した主要な文化イベントなどを特集する番組が続きます。締めくくりには、プラットフォームの軌跡において重要な役割を果たしたアーティストが出演するライブイベントが開催されます。

さらに、Apple Music Radioは7月1日から複数日間にわたる特別番組も開始します。この期間中には、サービス史上最もストリーミングされた500曲がカウントダウン形式で紹介され、毎日100曲ずつ発表され、7月5日にはトップ100が公開されます。同日には、全500曲を網羅したプレイリスト「10 Years of Apple Music: Top Songs」もストリーミング配信される予定です。

 新プレイリスト「Replay All Time」も登場

Apple Musicの加入者は、新たにパーソナライズされたプレイリスト「Replay All Time」にアクセスできるようになります。これは、毎年利用者の再生履歴を振り返る人気機能「Replay」を拡張したものです。

新機能の「Replay All Time」は、ユーザーがサービスに加入して以来、最も頻繁に再生した楽曲を集計し、ランク付けします。このプレイリストはApple Musicのホームタブに表示され、利用者の全ての再生履歴に基づいて動的に更新されます。