macOS Tahoeの初期ベータ版において、Macの象徴であるFinderアイコンの配色が大幅に変更され、ユーザーの間で大きな波紋を呼びました。従来の青と水色で構成されるおなじみのデザインから、アイコンは主に白を基調とし、顔の右側が青になるという革新的なスタイルが導入されたのです。

この変更は、Appleが1996年から長年採用してきたFinderのデザインから大きく逸脱するものでした。過去にも微調整はあったものの、右側に濃い色が配置された今回の変更は特に顕著で、多くのMacユーザーから不満の声が上がっていました。

こうした反応を受け、AppleはFinderアイコンをより伝統的な配色へと戻しました。「リキッドグラス」のような質感は維持されており、顔の左側は鮮やかな青、右側は白と青のグラデーションで、層状のガラスのような外観に仕上がっています。

新しいアイコンは、macOS Sequoiaのバージョンとは異なり、色の均等な分割ではありません。しかし、オリジナルのデザインにかなり近いながらも、現代的で新鮮な印象を与えています。