iPhoneの未来の姿は？ 2030年までのディスプレイ進化予測が明らかに
アップルの次世代iPhoneのディスプレイに関する新たな予測が、著名なディスプレイアナリスト、ロス・ヤング氏（Counterpoint Research）によって示され、今後のiPhoneの進化について活発な議論が再燃しています。2025年のiPhone 18 Proから、2027年の20周年記念モデル、そして2030年までのフラッグシップデバイスのディスプレイの変化に注目が集まっています。
# 2025年：iPhone 18 ProのDynamic Islandはさらに小型化か
来年登場が予想されるiPhone 18 Proモデルについて、情報サイト「The Information」はフロントカメラ用の小さなパンチホールが採用されると報じていましたが、ヤング氏はこれに異を唱えています。同氏によると、プレミアムモデルのiPhone 18 Proでは、Face IDの一部コンポーネントがディスプレイ下に配置されるため、Dynamic Islandが現在よりもさらに狭い形状になると予測されています。
ブルームバーグのマーク・ガーマン氏も、来年発売される一部のiPhoneモデルでDynamic Islandのサイズが縮小すると述べており、複数の情報源がiPhone 18モデルではパンチホールではなく、より小型のDynamic Islandが引き続き採用される可能性を示唆しています。
# 2027年：20周年記念iPhoneのディスプレイ予測は二分
2027年に登場するiPhoneの20周年記念モデルに関しては、ヤング氏は小型化されたDynamic Islandが引き続き搭載されると見ています。しかし、ガーマン氏はこれとは異なり、このモデルでは切り欠きが一切ない真の全画面ディスプレイが実現すると主張しており、専門家の間でも見解が分かれる状況です。
# 2028年：Face IDが完全にディスプレイ下へ
さらなる進化として、ヤング氏は2028年にはアップルがすべてのFace IDコンポーネントをディスプレイ下に収めると予測しています。これにより、残るのはディスプレイ左上隅に配置されるパンチホール型のセルフィーカメラのみとなり、これは「The Information」が2025年のProモデルで予測していたデザインに似ています。
# 2030年：ついに「幻の全画面デザイン」が実現か
そして、多くのユーザーが期待する完全な全画面ディスプレイ、つまりカメラやセンサーの切り欠きが全くないデザインについては、ヤング氏は2030年まで実現しないと予測しています。これは、ガーマン氏の予測より3年遅い時期となります。
ヤング氏は、自身の2030年までのiPhoneディスプレイロードマップに「かなり自信がある」と述べており、開発者のフィリップ・ヴァブロウシェク氏が作成した予測画像を承認しています。この画像は、2027年の20周年記念iPhoneが湾曲したガラスエッジと極薄ベゼルを採用するというガーマン氏の別の主張も取り入れていますが、ヤング氏の承認は、ガーマン氏の主張に同意するものではなく、単にそれに関する情報を持っていないためとされています。
今後数年間のiPhoneのディスプレイ進化がどのように展開していくのか、その動向に注目が集まります。
