新型AirTag、ついに登場か？ 発表時期と期待される新機能の噂まとめ

Appleの人気アイテム追跡デバイス「AirTag」が、2021年の発売以来、初のモデルチェンジを迎える可能性が高まっています。すでに市場で高い人気を誇るAirTagですが、次世代モデル「AirTag 2」の登場が間近に迫っているとの情報が相次いでいます。

 # 発表時期は9月が有力か

当初、Bloombergのマーク・ガーマン記者はAirTag 2が年央に登場すると予測していましたが、最新の情報では9月の発表が有力視されています。これは、9to5Macの報道によるもので、Appleが毎年開催するiPhone新製品発表イベントでの登場が示唆されています。

6月のWWDC（世界開発者会議）ではAirTag 2の発表がなかったため、多くの情報筋が9月を次の有力なターゲットと見ています。ただし、ガーマン記者はWWDC直前に「ほぼ準備が整っている」と述べており、イベントではなくプレスリリース形式で発表される可能性も依然として残されています。いずれにせよ、7月から9月の間に何らかの動きがあるのは確実と見られています。

 # 強化される追跡機能とプライバシー保護

AirTag 2では、デザインの大幅な変更や充電式バッテリーの搭載は期待されていないものの、いくつかの重要な進化が見込まれています。

最も注目されるのは、第2世代のUWB（超広帯域無線）チップの搭載です。これにより、現在のモデルと比較して追跡範囲が最大3倍に拡大し、iPhoneの精密な探索機能と同様に、約60メートル先までAirTagの位置を特定できるようになると予測されています。

また、プライバシー保護とストーキング対策も強化される見込みです。AirTag 2のスピーカーは、意図的に取り外しにくく改良されるほか、音量もさらに大きくなることで、悪用を防ぐための対策が講じられます。

 # Vision Proとの連携も？

著名なアナリストであるミンチー・クオ氏は、AirTag 2がAppleの空間コンピューティングデバイス「Vision Pro」と連携する可能性を示唆しています。具体的な連携内容は不明ですが、新たな用途が生まれるかもしれません。

現時点では、機能面での劇的な変化が見込まれていないため、AirTag 2の価格やバッテリー寿命（CR2032電池の継続使用による）は、現行モデルから変更がない可能性が高いとされています。

AirTagの購入を検討している方は、新型の登場を待ってから判断するのが賢明と言えるでしょう。