AppleのiPhoneに搭載されてきたフロントカメラ周りの「切り欠き」（ノッチやDynamic Island）が、今後5年以内に完全に姿を消す可能性があるとの予測が報じられています。最終的にはカメラやFace IDセンサーがディスプレイ下に統合され、真のフルスクリーン体験が実現する見込みです。
ノッチからDynamic Islandへ、そして完全消滅へ
2017年のiPhone Xで登場した大きなノッチ以来、iPhoneのフロントカメラの切り欠きは常に注目されてきました。その後、ノッチの小型化（iPhone 13）、Dynamic Islandの導入（iPhone 14 Pro）と進化を続けています。一時的にiPhone 16eでノッチが復活するとの情報もありますが、長期的な視点では、Appleは切り欠きを段階的に廃止する方向へと動いていると見られます。
2030年までに完全除去か、具体的なロードマップ
ディスプレイ業界の専門家であるRoss Young氏の報告によると、Appleは今後5世代のiPhoneでフロントカメラの切り欠きを調整し、2030年には完全に除去する計画があるとのことです。
具体的なロードマップとしては、以下の変化が予想されています。
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iPhone 17
: 現在のモデルと同じサイズのDynamic Islandを維持。
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iPhone 18
: Dynamic Islandがさらに縮小。
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2028年
: Face IDのすべてのコンポーネントがディスプレイ下に配置され、画面から切り欠きがなくなる。
公開された将来のiPhoneイメージ、カメラは隅に
デザイン家のFilip Vabrousek氏が、これらの予測に基づいた将来のiPhone画面のイメージを公開し、Ross Young氏もその正確性を認めています。このイメージによると、切り欠きがなくなった後も、フロントカメラはAndroidスマートフォンで一般的な中央ではなく、画面の隅（右上）に配置される可能性が高いとされています。これは、iPhone独自のFace IDセンサーが中央配置を難しくしているためと考えられています。
iPhone 17は今年9月に発表される見込みですが、切り欠きに大きな変化が訪れるのは来年以降のモデルから本格化すると見られています。真のフルスクリーンiPhoneの登場に向けた期待が高まります。
