Appleは、iTunesがポッドキャストに対応してから20周年を迎えることを記念し、同社が選定したお気に入りのポッドキャスト20番組を紹介する特設ウェブページを公開しました。

これらの番組は、2005年から2025年までの期間を5年ごとに区切り、各時代の代表作をカテゴリー分けして紹介。中には「This American Life」や「The Daily」といった著名な番組も含まれています。

Appleは、この記念に寄せたメッセージの中で「Apple Podcastsチームは、長年にわたり人々が新しい番組を発見する手助けをしてきた」と述べ、今回選ばれた20番組が「ポッドキャスティングがいかに進化し、今後20年でどこへ向かうかを示す最良の例」であるとしています。

ポッドキャストのiTunes対応は、2005年6月28日にiTunes 4.9のリリースをもって実現しました。当時のスティーブ・ジョブズCEOは、「AppleはポッドキャスティングをiTunesに組み込むことで、これを主流にする。ポッドキャスティングはラジオの次世代だ」と語り、3,000以上の無料ポッドキャストへのアクセスと自動配信が可能になったことを強調しました。

なお、「ポッドキャスト」という言葉自体は、iTunesでの対応より数年前から存在しており、「iPod」と「broadcast（放送）」を組み合わせた造語として、2004年にジャーナリストのベン・ハマーズリー氏によって提唱されました。