米大手銀行チェースは今週、プレミアムクレジットカード「チェース・サファイア・リザーブ」の特典内容を刷新したと発表しました。新たな特典にはAppleのストリーミングサービス無料提供が含まれる一方、年会費が大幅に引き上げられます。

新特典の目玉は、Apple TV+とApple Musicの年間無料サブスクリプションです。これは年間最大250ドルの価値に相当し、2027年6月22日まで提供されます。すでにこれらのサービスをApple経由で直接契約している利用者は、特典期間中、チェースからの提供に自動的に切り替わり、直接の支払いは停止されます。

ただし、Appleの複数のサービスをまとめて利用できる「Apple One」バンドルにはこの特典は適用されません。Apple Oneを契約中の利用者は、無料特典を利用するために、自身でApple Oneの契約を解除する必要があるため注意が必要です。

今回の特典拡充に伴い、サファイア・リザーブの年会費は従来の550ドルから795ドルへと引き上げられました。Appleサービスの年間価値が250ドルであるため、この値上げ分とほぼ相殺される形となります。しかしチェースは、このカードが年間で2,700ドル以上の価値を提供するようになったと強調しています。

新規のサファイア・リザーブカード会員向けには、入会ボーナスとして、最初の3ヶ月で5,000ドル以上利用することで、10万ポイント（1,000ドル以上の価値）と500ドルの旅行クレジットが提供されます。