アップルのオーバーイヤーヘッドホン「AirPods Max」は、2020年12月の発売以来、ハードウェア面での大きな変更はほとんどありません。昨年にはUSB-C充電ポートへの対応と新色の追加が行われたものの、これらはあくまで初代モデルのマイナーアップデートに留まります。

次期モデルとなる「AirPods Max 2」の登場時期については、著名なAppleサプライチェーンアナリストであるミンチー・クオ氏が新たな予測を示しました。同氏によると、新しいAirPods Maxは現行モデル（約385グラム）よりも軽量化される見込みですが、具体的な重量は不明です。

クオ氏は、AirPods Max 2の量産開始が2027年になると予測しており、もしこのスケジュール通りに進めば、初代モデルの登場から7年もの歳月が流れることになります。現時点では、軽量化以外の変更点については明らかになっていません。

現行のAirPods Maxは、2019年に導入された「H1」チップを搭載したままであり、2022年にAirPods Pro 2でデビューした「H2」チップによる適応型オーディオ機能などは利用できません。それでも、米国では549ドルという高価格が維持されています。

しかし、今年初めのファームウェアアップデートにより、USB-C対応のAirPods Maxは、ロスレスオーディオおよび超低遅延オーディオのサポートを獲得しています。ユーザーは、次期モデルでの大幅な機能強化と、長年の待望に見合う進化を期待しています。