次期iPhone 18 Proのディスプレイデザインを巡り、複数の信頼できる情報筋から異なる予測が浮上しており、その動向に注目が集まっています。特に、顔認証システム「Face ID」の画面内統合技術と、それに伴う「Dynamic Island」の行方が大きな焦点となっています。

一つ目の予測は、米メディアThe Informationのウェイン・マ氏が先月報じた内容です。同氏によると、iPhone 18 ProおよびPro Maxでは、フロントカメラ用の小さな穴（パンチホール）が左上隅に開けられるのみになるとのこと。この見方が正しければ、Dynamic Islandは完全に廃止される可能性があります。開発者のフィリップ・ヴァブロウシェク氏は、この情報に基づいたiPhone 18 Proのコンセプト画像を公開しています。

しかし今週、市場調査会社Counterpoint Researchのロス・ヤング氏が、マ氏の見解に異を唱える新たな予測を提示しました。ヤング氏によると、iPhone 18 ProにはFace ID関連の要素が引き続き視認できる形で残るため、Dynamic Islandは「より小型化されて」搭載されるとのことです。この小型化されたDynamic Islandのコンセプト画像も、ヴァブロウシェク氏によって公開されています。

このヤング氏の説は、ブルームバーグのマーク・ガーマン氏が来年発売される一部のiPhoneモデルでDynamic Islandが縮小されると述べていることとも一致しており、その信憑性が高まっています。これにより、iPhone 18モデルでは、フロントカメラ用の穴だけでなく、小型化されたDynamic Islandが引き続き搭載されるという見方が優勢になりつつあります。

どちらの予測が現実となるかは、iPhoneの見た目に大きな影響を与えるため、来年iPhoneの買い替えを検討しているユーザーにとっては注目されます。

さらに、2027年に登場が期待されるiPhone 20周年モデルについても新たな見解が示されました。ヤング氏は、ガーマン氏らが予測する「一切の切り欠きがない完全なフルスクリーンディスプレイ」の搭載を否定。画面下Face IDと画面下フロントカメラの両方を備えた、真のオールスクリーンiPhoneの登場は、2030年になるとの見方を示しました。これは、完全なフルスクリーンiPhoneの実現がまだ5年先になることを示唆しています。