iPhone、全面ディスプレイ化へ着々進行か 2027年にも実現の可能性

Appleが長年開発を進めてきた全面ディスプレイ搭載のiPhoneが、数年以内に実現する可能性が高まっています。

Bloombergの著名記者マーク・ガーマン氏は、来年発売される新型iPhoneでは現在の「Dynamic Island」のサイズが縮小されると予測。さらにその1年後には、iPhone発売20周年を記念した再設計モデルが登場するとの見方を示しています。この20周年モデルは、曲面ガラスエッジや極めてスリムなベゼルを備え、切り欠きのない真のエッジツーエッジ画面、つまり完全にシームレスな全面ディスプレイを搭載する初のiPhoneとなる可能性が指摘されています。

一方で、The Informationの記者ウェイン・マ氏は先月、来年の「iPhone 18 Pro」モデルが画面内蔵型Face IDを採用すると報じました。同氏によると、これらのデバイスにはフロントカメラ用の小さなパンチホールのみが残り、現在のピル型（Dynamic Island）の切り欠きはなくなるとのこと。この報道は、ガーマン氏の「来年もDynamic Islandは縮小されるものの残る」という予測とは一部異なる内容です。

いずれにせよ、画面内蔵型Face IDと画面内蔵型フロントカメラの両方を備えた初の完全な全面ディスプレイiPhoneは、2027年に登場する可能性が高いと見られています。

Appleはこれまで、2017年の「iPhone X」でTouch IDと太いベゼルからFace IDとノッチへと移行。さらに2022年の「iPhone 14 Pro」では、ノッチからDynamic Islandへと進化させてきました。今回の全面ディスプレイ化は、長年の目標であったシームレスなデザインへの最終段階となると考えられています。