Appleは、次期モバイルOS「iOS 26」において、新たなバッテリー節約機能「適応型省電力モード（Adaptive Power Mode）」を導入すると発表しました。この新機能は、既存の「低電力モード」と併用される形で提供されます。

適応型省電力モードは、iPhoneのバッテリー消費が通常より多い場合に、デバイスが自動的に「小さなパフォーマンス調整」を行うことで、バッテリー駆動時間の延長を図るものです。具体的には、ディスプレイの輝度をわずかに下げたり、一部の処理にかかる時間を長くしたりといった調整が含まれるとされています。

この機能はデフォルトではオフに設定されており、ユーザーは設定アプリの「バッテリー」項目から、常時オンに切り替えることが可能です。

iOS 26はiPhone 11シリーズ以降に対応しますが、適応型省電力モードを利用できるのは、iPhone 15 Proモデル以降の機種に限定されます。これは、この機能がAIを活用しており、「Apple Intelligence」をサポートするiPhoneが必要となるためと説明されています。現時点では、iPhone 14 Pro以前のモデルでは利用できないことが確認されています。

この新機能は、将来的により薄型化が予想されるiPhone 17 Airのようなモデルにおいて、特に有用となるとみられています。

iOS 26は現在ベータ版が提供されており、9月に正式リリースされる見込みです。