アップル、新型AirTagを準備中か　iOS 26ベータ版に兆候

アップルの紛失防止タグ「AirTag」の次期モデル登場が近づいているようだ。

2021年の初代モデル発売以来、アップデートされていなかったAirTagだが、最新のiOS 26ベータ版のコードに、アップルが新型AirTagの発売準備を進めていることを示唆する記述が見つかった。

Macworldが入手した情報によると、iOS 26ではAirTagのシステム管理方法が改良され、デバイスとAirTag間のBluetooth通信の信頼性が向上するほか、バッテリー関連の新機能も搭載される見込み。

これらの機能が現行AirTagには適用されないことから、新型AirTag向けである可能性が高い。

また、iOS 26ではiPhone 15以降に搭載されている超広帯域無線（UWB）チップの第2世代技術「Extended Precision Finding」がより活用される。これにより、従来のAirTagのPrecision Findingの有効範囲（15メートル以内）を大幅に超える、最大60メートルまで離れた場所でも正確な位置特定が可能になる。

BloombergのMark Gurman氏によると、開発コード名「B589」の次世代AirTagは、UWBの通信範囲が拡大されるという。

アップルはすでにAirTagの純正アクセサリーである「AirTag Loop」の販売をひっそりと停止しており、新型AirTagの発売が近いことを示唆している。

新型AirTagは、9月に発表されると予想されるiPhone 17シリーズと同時に発表される可能性が高い。