Apple TV、今秋のtvOS 26で「Thread 1.4」に対応へ

Apple TVが、今秋公開予定のtvOS 26で、スマートホーム規格「Thread 1.4」に対応することが明らかになった。Matter Alphaによるネットワーク分析で判明した。

Thread 1.4では、異なるメーカーのボーダールーターが個別のネットワークを構築し、スマートホーム環境が分断される問題を解決。すべてのThread 1.4対応デバイスが単一のメッシュネットワークに参加できるようになる。

また、Threadデバイスが直接インターネットにアクセスできるようになり、天気に基づいたスマートシェードの調整や、スポーツの試合結果に連動した照明の色変更といった機能も実現可能になる。

HomePodもtvOSの派生OSを使用しているため、HomePod Software 26もThread 1.4をサポートすると予想される。Apple TV 4KとHomePodは、Appleのスマートホームエコシステムにおいてホームハブとして機能し、Threadボーダールーターの役割も担う。

Thread 1.4は2024年9月に正式リリースされており、メーカー向けのテストツールやトラブルシューティングのためのネットワーク可視性が向上している。Thread Groupによると、主要なデバイス・プラットフォームベンダーが徐々に採用を進めているが、GoogleとAmazonのThread 1.4採用は早くても来年になると見込まれている。

tvOS 26のリリースにより、Appleユーザーは9月以降、新たなThread 1.4の機能を利用できるようになる。