macOS Tahoe、プロユーザー向けの新機能が満載

AppleがWWDCで発表した次期macOS、Tahoeは、デザイン刷新に注目が集まっているが、プロユーザー向けの強力な機能も多数搭載している。特に注目すべきは、以下の5つの機能だ。

 1. スマートなショートカット

ショートカットアプリがApple Intelligenceによって強化され、テキスト要約や画像生成など、AIを活用した高度なワークフローを構築できるようになった。Apple Intelligenceに加え、ChatGPTなどの大規模言語モデルを直接利用することも可能で、その結果をショートカットに組み込むことで、自動化の可能性が広がる。

 2. ショートカットの自動化

これまでiOS/iPadOS限定だったショートカットの自動化が、macOS Tahoeで利用可能になる。時刻、場所、受信メール、指定フォルダへのファイル追加など、様々な条件に基づいてショートカットを自動実行できるため、クリエイティブな自動化が実現する。

 3. ライブアクティビティ

iPhoneで利用可能だったライブアクティビティが、macOS Tahoeにも搭載される。iPhoneの情報をMacにミラーリングすることで、食品配達の状況など、進行中のタスクをMacのメニューバーから確認できる。iPhoneが手元になくても、Mac上で状況を把握できるのが利点だ。

 4. Spotlightの進化

長年macOSに搭載されているSpotlightが大幅に刷新された。検索ボックスのデザインが変更され、アプリ、ファイル、ショートカット、クリップボードへのアクセスが容易になった。検索結果にフィルターが適用できるほか、Spotlightから直接アプリのメニューバー項目にアクセスしたり、アクションを実行したりできる。

 5. リマインダーの提案

リマインダーアプリがApple Intelligenceと連携し、ウェブサイト、メモ、メールなどのコンテンツを分析し、関連性の高いタスクを提案する。買い物リストのアイテム、新しいタスク、フォローアップの提案などが自動的に表示される。また、Apple Intelligenceによってリマインダーを自動的にカテゴリ分けすることも可能になる。