Apple幹部、WWDCで発表のSiriパーソナライズ機能は「実際に動作していた」と強調

Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長であるクレイグ・フェデリギ氏と、マーケティング担当上級副社長のグレッグ・ジョズウィアク氏は、
WWDC 2024で発表されたパーソナライズされたSiri機能について、
ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューに応じました。

インタビューの中で、両氏は、
WWDCでのデモンストレーション時に、実際に機能するバージョンのSiriが存在していたことを明言。
フェデリギ氏は「私たちが撮影したのは、本物の大規模言語モデルとセマンティック検索を備えた、実際に動作するソフトウェアだった」と述べました。
ジョズウィアク氏は「あれはデモ用のソフトウェアに過ぎないという話が出回っているが、そうではない」と付け加えました。

パーソナライズされたSiri機能のリリースが2026年に延期された理由については、
品質の問題と、Siriの基盤アーキテクチャを新しいものに移行するためだと説明しました。

この新機能では、ユーザーの個人的な状況の理解、画面上の認識、アプリごとの詳細な制御などが強化されます。
例えば、メールやメッセージアプリの情報に基づいて、Siriに母親のフライトやランチの予約状況を尋ねるといったことが可能になります。