Apple、パーソナライズされたSiri機能の遅延理由を説明

Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、クレイグ・フェデリギ氏は、パーソナライズされたSiri機能のリリース遅延について、初代アーキテクチャの限界が原因であることを明かした。

同氏によると、当初のアーキテクチャではAppleの品質基準を満たすことが難しく、2025年春に第二世代アーキテクチャへの完全移行を決断。
これにより、機能の提供が最大1年遅れることになった。

第二世代アーキテクチャにおいても、AppleはSiri機能の完成度を高めるべく開発を続けている。
マーケティング担当シニアバイスプレジデントのグレッグ・ジョズウィアク氏は、提供開始時期を「来年」と明言しており、iOS 26.4の一部として2026年春のリリースが計画されている可能性が高い。

なお、Siri機能の遅延を巡っては、米国とカナダで複数の集団訴訟が提起されている。
AppleはWWDC 2024で、ユーザーの個人的な状況の理解向上、画面認識、アプリごとの詳細な制御など、Siriのパーソナライズ機能を発表していた。