Apple、WWDCでリアルタイム翻訳機能を発表

Appleは、開発者向けイベントWWDCで、メッセージ、FaceTime、電話アプリにリアルタイム翻訳機能を搭載することを発表しました。

この機能は、デバイス上で動作するApple独自のモデルを使用し、プライバシーを保護しながら、言語の壁を越えたコミュニケーションを可能にします。

メッセージアプリでは、入力されたテキストが自動的に翻訳され、相手の言語で表示されます。

FaceTime通話では、ライブキャプション翻訳が提供され、会話を聞きながら翻訳されたテキストを追うことができます。

電話アプリでは、会話全体がリアルタイムで翻訳されます。

これらの機能は全てデバイス上で処理されるため、個人情報は外部サーバーに送信されず、プライバシーが保護されます。

Appleは、この機能が旅行の計画など、海外の友人との連携を容易にすることを示すデモンストレーションを行いました。

このリアルタイム翻訳機能は、Appleが昨年発表したApple Intelligence構想に続く、AIを活用したコミュニケーションツールへの新たな取り組みです。