WWDC、来週月曜開幕　Appleの新たな一年が始動

Appleの開発者向けイベント、WWDC（Worldwide Developers Conference）が来週月曜日に開幕し、Appleにとっての新たな一年の始まりを告げる。

かつてAppleの中心はMacworld Expoだったが、2008年にAppleが撤退した後、WWDCがその役割を引き継いだ。
COVID-19の影響で、現在のWWDCは効率化され、オンラインでの参加が中心となっている。

しかし、WWDCの重要性は変わらない。
Appleは毎年、オペレーティングシステムの発表サイクルを定めており、WWDCはその発表の場となる。開発者にとっては新しい技術を習得する機会であり、ユーザーにとっては秋以降に利用できる新機能のプレビューとなる。

特に今年は、OSのデザイン刷新が予想され、Appleがユーザーからのフィードバックにどのように対応するかが注目される。

昨年のAI関連機能の発表が期待外れに終わったことを踏まえ、今年はより慎重な姿勢を示す可能性がある。
今後のOSのビジョン、優先する機能、見送る機能などが明らかになるだろう。

また、Appleのパブリックベータプログラムに参加することで、ソフトウェアに大きな影響を与えることができる。
ベータ版の初期段階では、Appleは変更に最も柔軟に対応し、フィードバックを積極的に受け入れる。

WWDCでは、昨年発表されたAI機能の遅延に関する言及があるかどうかも注目される。
Appleは過去の過ちを認めることを好まないが、今回の件は参加者全員の記憶に残っているはずだ。