Apple、次世代ワイヤレス充電規格「Qi 2.2」対応のMagSafe充電器を準備か

台湾の認証機関NCCのウェブサイトに、Appleが次世代ワイヤレス充電規格「Qi 2.2」に対応した新型MagSafe充電器の情報を登録したことが明らかになった。

登録されたのは「A3503」と「A3502」という2つのモデルで、おなじみの白い円盤型デザインに、それぞれ長さ2メートルと1メートルの編組ケーブルを採用。

対応するUSB-C電源アダプタに接続した場合、最大45Wの出力が可能となる。

現行のQi 2規格の最大出力は15Wだが、iPhone 16シリーズではMagSafe充電が強化され、30W充電器を使用すると最大25Wでの充電が可能。

Qi 2.2では、より高速な充電速度に加え、磁気による位置合わせの改善や充電効率の向上も実現。また、従来のQi充電器との下位互換性も備えている。

テスト文書によると、新型充電器はiPhone 11からiPhone 16までの幅広いモデルに対応する。

ただし、高速充電を最大限に活用するには、SamsungのPMIC（パワーマネジメントIC）と同様の高度な充電チップが必要となる。

Appleからの正式発表はまだないものの、今回の登録情報から、数か月以内に一般公開される可能性が高い。また、次期iPhone 17シリーズがこの新規格に対応する可能性も高まっている。