Apple、WWDCで全OSのデザイン刷新か　iOS、macOS、iPadOSに加えtvOS、watchOSも

Appleは、2週間以内に開催されるWWDC（世界開発者会議）の基調講演で、iOS、macOS、iPadOSの次期バージョンを発表する見込みです。数ヶ月前から大幅なデザイン変更が噂されていましたが、Mark Gurman氏によれば、刷新はAppleの主要製品にとどまらず、tvOSとwatchOSも同様にデザイン変更されるとのことです。

また、visionOSについても「いくつかの調整」が加えられると報じられています。つまり、Appleの全てのインターフェースが目に見える形で変更される可能性があり、これはApple史上初の広範囲にわたる大幅な変更となります。

今回のWWDCの主要テーマは、OS間の「一貫性と統一性」になると見られています。新デザインはコードネーム「Solarium」と呼ばれ、visionOSの要素を取り入れた、より洗練されたモダンなものになるようです。

一方、iOS 18に期待されていたAI関連機能の目玉、特にSiriの大幅刷新は見送られる模様です。Gurman氏は、WWDCで「AIの画期的な発表はない」と述べており、今回の発表の焦点は新デザインに当てられることになりそうです。

AppleがiOSのインターフェースを大幅に変更したのは、スキューモーフィズムからフラットデザインへと移行したiOS 7以来となります。今回のデザイン変更が、当時ほど劇的なものになるかは不明ですが、Gurman氏は「単なる視覚的な変更以上の影響がある」と指摘しています。