ティム・クックCEOに逆風か？ トランプ氏との蜜月関係に変化

アップルのティム・クックCEOにとって、2025年は試練の年となりそうだ。

ニューヨーク・タイムズの記事によれば、トランプ前大統領との関係が変化し、苦境に立たされているという。

かつてはテキサスの工場設立などでトランプ氏の気を引いていたクック氏だが、サウジアラビアやUAEへの同行を断ったことで、トランプ氏の不興を買った模様だ。

また、アップルの製造拠点をインドに移転したことにも不満を示し、輸入iPhoneへの25%の関税をちらつかせている。

記事は、クック氏が8年間で「トランプ氏のお気に入り」から「ホワイトハウス最大のターゲット」へと立場を変えたと指摘する。

一方で、クック氏のリーダーシップの下、アップルの市場価値は2.5兆ドル以上増加しており、その手腕は疑いようがない。

しかし、トランプ氏の関心を完全に避けることは難しい状況で、今後クック氏がどのような戦略を取るのか注目される。