iPhone 17 Air、次世代バッテリー技術を初採用か

アップルが開発中の超薄型iPhone「iPhone 17 Air」が、次世代のバッテリー技術を初めて採用する可能性が出てきた。

日本のサプライヤーであるTDKが、新型シリコンアノードバッテリーの出荷を当初の予定よりも前倒し、6月末までに開始する見込み。TDKの斎藤昇社長は、これによりスマートフォンメーカーが年内に発売する薄型モデルにこのバッテリーセルを搭載する時間的余裕が生まれる可能性があると示唆した。

シリコンアノードバッテリーは、従来のグラファイトの代わりにシリコンを使用することで、同じスペースに15%多くのエネルギーを蓄えることができる。薄型化されたiPhone 17 Airにおいて、十分なバッテリー駆動時間を維持するための鍵となると見られている。

iPhone 17 Airのバッテリー性能については、情報が錯綜している。一部報道ではバッテリー持続時間が従来のモデルよりも「悪い」と指摘される一方、ハードウェアとソフトウェアの最適化により「現在のiPhoneと同程度」になるとの楽観的な見方も存在する。

アナリストの郭明錤氏は、iPhone 17 Airが高密度バッテリーを搭載すると述べており、バッテリー性能の向上に期待が寄せられている。また、同モデルは省電力のC1モデムを搭載し、超広角カメラを搭載しないことで、バッテリーのための内部スペースを確保できる可能性がある。

将来的には、2027年のiPhoneで、より高度なシリコンバッテリー技術が採用される可能性も報じられている。TDKはすでに第4世代のシリコンバッテリーの開発に取り組んでおり、斎藤社長は「次期会計年度中に第4世代シリコンバッテリーを導入し、さらにリードを広げる計画だ」と述べている。

iPhone 17 Airは6.6インチのディスプレイを搭載し、iPhone 17シリーズにおいてPlusモデルの後継として、2025年9月に発表されると予想されている。