Apple、次世代CarPlay「CarPlay Ultra」を発表

Appleは本日、自動車向けソフトウェアシステムCarPlayの次世代版となる「CarPlay Ultra」を発表しました。

CarPlay Ultraは、車両のメータークラスターやシステムとのより深い統合、ラジオおよび空調アプリの内蔵、カスタマイズ可能なウィジェットなどが特徴です。

インターフェースは各車両モデルや自動車メーカーの個性に合わせたデザインとなり、ドライバーは配色も調整可能です。

CarPlay Ultraは本日より、米国とカナダで新たに注文されたAston Martinの車両モデルで利用可能となり、今後数週間以内に一部の既存Aston Martin車両モデルにもソフトウェアアップデートを通じて展開されます。

Appleは、今後1年以内にHyundai、Kia、Genesisを含む多くの自動車メーカーがCarPlay Ultraを提供することを計画していると述べています。

Appleは2022年のWWDCで次世代CarPlayを初めてプレビューし、当時、同ソフトウェアシステムの提供にコミットしている多くの自動車メーカーのリストを公開しましたが、発表から3年近く経過しているため、その情報は現状と異なる可能性があります。

Porscheは2023年後半に次世代CarPlayのメータークラスターデザインをプレビューしましたが、それ以降アップデートは行われていません。

一方、Mercedes-Benzの経営陣は、Appleにソフトウェア体験全体を事実上乗っ取られることに対し、消極的な姿勢を示しています。