写真ライブラリ管理ツール「PowerPhotos 3」登場 複数ライブラリの一括編集や高度な検索が可能に
Mac用写真管理アプリ「Photos」を強化するツール「PowerPhotos 3」がリリースされた。
新バージョンでは、複数の写真ライブラリを横断した検索や重複削除、メタデータの一括編集、ライブラリ間のメディア移動など、Apple純正アプリでは実現できない機能が追加され、写真整理の効率化に貢献する。
価格は新規ユーザー向けに39.95ドル。
# 「Photos」の弱点を補完
「PowerPhotos 3」は、Appleの「Photos」とAdobeの「Lightroom」の中間的な位置づけとなる。
「Photos」の使いやすさとApple製品との親和性を維持しつつ、「Lightroom」のような高度な編集機能は不要なユーザーにとって、手頃な価格で便利な機能を提供する。
# 複数ライブラリの一元管理
「PowerPhotos」の最大の特長は、複数の写真ライブラリを統合・管理できる点だ。
ライブラリを結合したり、メディアをドラッグ＆ドロップで移動したりできる唯一のツールであり、大規模なライブラリを分割して管理したいユーザーには必須の存在。
重複写真の削除機能も強化され、複数のライブラリを対象に、類似度の高い写真を効率的に削除できる。
# 高度な検索機能と一括メタデータ編集
検索機能は、「Photos」のスマートアルバムよりも詳細な条件設定が可能。
ファイルサイズや画像サイズなど、「Photos」では検索できない項目も指定できる。
検索条件は保存できるため、繰り返し利用する場合に便利。
メタデータの一括編集機能では、タイトルやキャプションにトークン（日付、時刻、場所など）を挿入し、効率的に情報を付与できる。
連番を自動で付与する機能も搭載。
キーワードの一括編集にも対応し、キーボード操作のみで編集作業を完結できる。
# その他の便利な機能
写真ブラウザや写真ビューアが改善され、アルバム管理やメディアの移動など、「Photos」で行える操作のほとんどを「PowerPhotos」内で行えるようになった。
ライブラリの読み込みや画像表示の速度も向上している。
# 購入すべきか？
「Photos」の機能に不満を感じているユーザーにとって、「PowerPhotos 3」は非常に魅力的な選択肢となるだろう。
Appleのライブラリ形式との互換性を維持しながら、写真整理の能力を大幅に向上させることができる。
