Word文書の消失から救出！Macで消えたファイルを復元する方法

作業中のWord文書が突然消えてしまった経験はないだろうか。Macのクラッシュ、フリーズ、保存忘れ、誤って削除など、原因は様々だが、パニックになるのは当然だ。しかし、諦めるのはまだ早い。この記事では、消えてしまったWord文書を復元するための様々な方法を紹介する。

 自動保存機能を活用

Wordには自動保存機能（AutoRecover）が搭載されており、通常は10分ごとに作業内容が自動的に保存される。
万が一の事態に備え、作業開始時にすぐにファイルを保存し、自動保存が有効になっているか確認することを推奨する。

 シナリオ別復元方法

1.

 再起動後にWordを再起動:

Wordを再起動すると、自動保存された最新バージョンが自動的に表示される場合がある。

2.

 AutoRecoveryフォルダを確認:

Finderで「~/Library/Containers/com.microsoft.Word/Data/Library/Preferences/AutoRecovery」にアクセスし、自動保存されたファイルを探す。

3.

 AutoRecoveryファイルが開けない場合:

TextEditなどのテキストエディタでファイルを開き、内容をコピーしてWordに貼り付ける。

4.

 「保存しない」または削除してしまった場合:

AutoRecoveryフォルダに最新バージョンが保存されている可能性がある。

5.

 古いバージョンに戻したい場合:

「ファイル」>「バージョン履歴の参照」から、過去のバージョンを閲覧・復元する。

 その他の復元方法

*

 ゴミ箱を確認:

誤って削除したファイルがゴミ箱に残っている可能性がある。
*

 Time Machineを活用:

Time Machineでバックアップを取っていれば、過去の状態に復元できる。
*

 一時フォルダを確認:

ターミナルで「open $TMPDIR」と入力し、一時フォルダ内にファイルが残っていないか探す。
*

 データ復元ソフトを利用:

Wondershare Recoverit、Stellar Data Recovery for Mac、EaseUS Data Recovery Wizard for Macなどのデータ復元ソフトを試す。

 古いバージョンのWordの場合

Word 2016以前のバージョンでは、AutoRecoveryフォルダの場所が異なる場合があるため、上記の手順を参考に探す。

 ファイル消失を防ぐために

* こまめに保存する
* 自動保存の間隔を短く設定する

これらの対策を講じることで、Word文書の消失という悪夢を未然に防ぐことができる。