インドでiPhone生産拡大、タタが新工場稼働、フォックスコンも近日中に

インドでiPhoneの生産拠点の拡大が加速している。タタ・グループが、タミル・ナドゥ州ホスールに新たなiPhone工場を稼働させたことが明らかになった。ロイター通信によると、同工場では数日前から旧モデルのiPhoneの生産を開始しているという。

タタは、2024年に台湾のペガトロンから同拠点を買収する計画を発表していた。以前には、同じく台湾のウィストロンからiPhone工場を買収しており、自社での工場建設も進めていた。

一方、フォックスコンもインド国内で新たなiPhone工場を建設中で、近日中に稼働を開始する見込み。この工場では、iPhone 16eを含む最新モデルの生産が計画されている。

これらの動きは、米中間の報復関税への対抗というよりも、アップルが長年進めてきた中国依存からの脱却をさらに推し進めるものと見られる。