Meta、Ray-Banスマートグラスにリアルタイム翻訳機能を本格導入

Metaは本日、Ray-Ban Metaスマートグラスの全ユーザーに向けて、リアルタイム翻訳機能の提供を開始すると発表しました。
これまでベータ版として一部ユーザーに限定されていた機能が、広く利用可能になります。

このリアルタイム翻訳機能は、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語に対応し、会話中にこれらの言語間での翻訳をリアルタイムに行うことができます。
事前に言語パックをダウンロードしておけば、Wi-Fiやモバイルデータ通信がなくても利用可能です。

翻訳を開始するには、「Hey Meta, start live translation.」と話しかけるだけです。
相手の発言はグラスを通して翻訳され、ユーザーが聞き慣れた言語で聞こえます。
自身の発言に対する翻訳は、接続されたスマートフォンにテキストで表示されます。

 将来的にはAIによるリアルタイムサポートも

Metaは、スマートグラスに搭載されたカメラを通してユーザーが見ているものをAIが認識し、リアルタイムでAIと会話できる「Live AI」機能の導入も計画しています。

これにより、料理の準備やガーデニング、探索など、様々な場面でハンズフリーでのサポートが受けられるようになるとのこと。
ウェイクワードを言う必要なく質問ができ、過去の質問内容を踏まえた文脈理解も可能になる見込みです。

 Appleの動向にも影響か

Metaのスマートグラスは、Appleユーザーにとっても注目すべき存在です。
Appleも同様のスマートグラスの開発を検討しているとの噂があり、AI、マイク、カメラを搭載するものの、AR機能は搭載されない可能性があると報じられています。