WindowsゲームをMacで手軽に遊べるツール「Whisky」開発終了、開発者は有料版への移行を推奨

オープンソースのフロントエンドツール「Whisky」の開発が終了した。

開発者のアイザック・マロヴィッツ氏は、開発終了の理由として、WhiskyがWineエコシステムに悪影響を与えている可能性を指摘。Wine開発を資金面で支える有料アプリ「CrossOver」との競合を懸念した。

マロヴィッツ氏は、自身がフルタイムの学生であること、Whiskyの開発に対する興味を失ったことも理由に挙げている。

CrossOverを開発するCodeWeaversのCEOは、マロヴィッツ氏の功績を称賛し、ユーザーに選択肢を提供しようとする情熱に敬意を表した。

Whiskyは、WindowsゲームをMacで簡単に実行できるインターフェースで人気を集めていた。

マロヴィッツ氏は、Macゲーム開発からは引退せず、今後は「ソニック ワールドアドベンチャー」のMacへの移植に取り組む意向を示している。