Apple、「Apple Intelligence」ページから「提供中」の表記を削除 – 米広告審査機関の指摘を受け

Appleは、同社の「Apple Intelligence」紹介ページに掲載していた「提供中（Available Now）」の表記を削除した。これは、米国の広告審査機関であるNAD（National Advertising Division）からの指摘を受けたもの。

NADは、ページ内の複数の機能が実際には提供されていなかったため、「提供中」という表記が誤解を招くと判断し、表記の修正または削除を勧告していた。

Appleは当初、NADの指摘に同意しなかったものの、勧告を受け入れ、3月31日までに該当の表記を削除した。

「提供中」の表記には、一部機能が今後提供予定である旨の注釈が付いていたが、NADはこれでは十分な説明とは言えないと指摘している。

NADは、米国の広告の真実性を監督する非営利団体であり、その勧告には法的拘束力はないものの、企業は通常、ネガティブな報道や連邦取引委員会（FTC）からの潜在的な執行措置を避けるために従う傾向がある。

今回の件を受け、NADはApple Intelligenceページの広告表示が適切になったと評価している。